小売業・サービス業好き! 全員集合!

私は長く小売業(スーパーマーケット業界)に携わってきて、お客様に直接かかわることができる小売業・サービス業の仕事にいつしか魅せられていきました。お客様の声を聴き、お話しし、喜んでいただける、自分たちが考えて取り組んだことに対してお客様からダイレクトに反応をもらえる、これらの仕事は「ブラック」でなければ、本当にすばらしい仕事ではないかと感じています。

 私が経験して「なるほど」と感じたり、「大切だな」と思ったことをつらつらと綴ってみたいと思います。

 

□洋の東西を問わず…

 ・スーパーマーケットはもともとアメリカで生まれた業態で、日本に登場したのは1953年(昭和28年)に「紀ノ国屋」が始めたのが最初といわれています。こんにち、スーパーマーケットを利用したことのない人は多分いないのではないかと思います。

 ここである疑問が。どのスーパーマーケットに入っても、メインの入口には野菜・果物売場から始まります。(惣菜やベーカリーがセットになっているお店もあります) それはなぜでしょう?

   所説ありますが、野菜を使わない料理が少ないことや、自宅にある一番日持ちのしない野菜を頭に浮かべながら食材を考えること、色どりや季節感を感じやすい(出しやすい)からではないかといわれています。

 大昔になりますが、とあるスーパーマーケットで「青果はメインデッシュであるお肉とお魚売場の間にある方がメニューを考えやすいのではないか」と鮮魚売場と精肉売場の間に青果の売場を配置したところ、全く売れず、慌ててもとに戻したという話を聞いたことがあります。

 洋の東西を問わず、女性が求める売場は同じであることに改めて気づかされますね。