□販促手法アラカルト
つい数年前までは、スーパーマーケットの販売促進策(販促)は、チラシの
新聞折り込みが主流でした。インターネットの普及もあり、新聞の購読数が
減少する中、チラシの新聞折り込みも縮小しています。新聞折り込みに替わ
る手法として台頭してきたのが、アプリ登録をおすすめして、アプリにお買
得品やイベント、ポイントプレゼント企画等をご案内するものです。様々な
情報を提供できることやお客様の嗜好を知ることができる点でアプリは効果
がありますが、開発費用がかかることやアプリ登録をしてもらうことが前提
なので、高齢の方などスマホを使いこなせない方には、ハードルが高いとい
うデメリットもあります。
一方で、超アナログですが、「ダイレクトメール(DM)」と「ポスティン
グ」という手法も捨てがたいのです。なぜなら来店してもらいたいエリア
にお住まい方に、ダイレクトにアプローチできるからです。ポスティング
は新聞を購読されていない方にもチラシをお届けすることができるため、
アプリに馴染まない方に効果があります。また、DMは封書よりハガキの
方がコストが低く、断然効果があります。なぜなら、封書の場合、送り主
を見ただけでゴミ箱に入れる方や封筒の中身が多いと、読むのが面倒いう
方もいらっしゃいます。ハガキの場合は一目瞭然ですし、伝えたいことを
絞ることで、レスポンスも高まります。世の中は「デジタル化」が押し寄
せていますが、「アナログも捨てがたい」のです。