□「関連陳列」と「関連販売」?
先にお断りしておきますが「関連陳列」と「関連販売」の考え方については、
「個人」や「企業や組織」によって位置づけが様々ですので、ここでの「関連
陳列」と「関連販売」の話は、あくまで私が経験したことについて話をさせて
いただきます。
商品を売り込む際に売りたい商品と一緒に利用してもらえそうな商品を一緒
に展開します。お餅を売るときに一緒にのりやきな粉を展開することで、一緒
に買っていただくことを狙っています。これを「関連販売」と呼んでいます。
一方、売りたい商品をどのように料理してほしいか、料理のイメージをもって
いただくために他の商品を一緒に展開することを「関連陳列」と呼んでいます。
例えば生牡蠣の売場にレモンやレモン果汁を置いたり、鶏肉の売場に唐揚げ粉を
置いたりします。わかりやすく言えば「関連販売」はどちらの商品も売りたい、
「関連陳列」は主たる商品を売るために他の商品を配置しているというところで
しょうか。
スーパーマーケットに来店される方の70%は、事前に買う商品を決めていな
いというデータがあります。買物に来て、商品や売場を見て献立を立てる方が多い
ことから、メニュー提案が商品購入の一つのきっかけになるため、重要な取り組み
と言えます。