□季節より「季節感」が大事なんです
・農産物、水産物の旬には「はしり」「たけなわ(旬)」「なごり」の3段階あります。「はしり」の頃はまだ品質にばらつきがありますが、旬初めの「はしり」を楽しみにされている方が利用されます。何よりも「〇〇のシーズン到来」をお伝えすることで「季節感」を演出できますし、やっぱり日本人は四季とともに暮らしているんだなと感じます。和食の世界では「旬はうるさいくらい表現してよい」という言葉があるそうです。
また加工食品についても商品のライフサイクルがあります。例えば春になると乾麺やめんつゆの売場が出現します。シーズン最初はご家庭に乾麺やめんつゆのストックがなく、気温もそこまで高くないので乾麺よりもめんつゆの動きが良く、気温の上昇に伴い、乾麺の動きが活発になります。そして8月の中盤にはご家庭にある乾麺、めんつゆが使いきれるように不足分を購入される傾向があります。
商品のライフサイクルに沿った売場の拡大・縮小を行い、「季節感」を演出しながら機会ロスを削減することが大切になります。
