小売業・サービス業好き! 全員集合!⑥

□POPは「サイレントキラー」?

 ・スーパーマーケットや小売り店で値札と一緒に商品のお知らせや特徴が書いてあるも   のを見たことがありませんか?  それらは総称して一般的に「POP(ポップ)」と呼ばれています。正式には「point of purchase」と言い、商品案内、売場案内などを指します。

 セルフサービスの店舗では、お客様自身で買物をしていただくため、お知らせしたい商品にはPOPを付けて売り込みます。POPは紙媒体だけでなく、音声や動画を使ったものなど、多種多様になってきました。最近の店舗でよく感じるのは、いろんなPOPがありすぎて、かえって売りたいものがわかりにくくなっていることです。POPもお客様に認知されて、商品を手に取ってもらってこそ価値があります。情報が多すぎたり、売り手の独りよがりとも受け取れるPOPは逆効果になります。

 スーパーマーケットの場合、お客様が買物する時間は平均で20分と言われています。料理の献立を考えながらの20分ですので、一目でわからないと立ち止まっていただけません。POPは伝えたいことを厳選し、一瞬でお客様のハートを射抜く「サイレントキラー」に仕立てましょう。