□掃除に始まり掃除に終わる?
スーパーマーケットに限らず、食品を扱う店舗では食中毒のリスクが常にあるた
め、衛生管理は確実に行われなければなりません。その柱は「温度管理」、「食材の
管理」、「掃除」などです。店内はもとより、作業室もマニュアルに沿って確実に実
施していきます。
日本では掃除という言葉しかありませんが、スーパー発祥の地であるアメリカでは
「Clean(クリーン=掃除、清潔なさま)」と「Cleanliness(クリンリネス=きれいに磨き
上げる)」は使い分けられています。ディズニーリゾートでは「クリンリネス」の定義
を「赤ちゃんがハイハイしても安心できるくらいの清潔さ」と定義しているのは有名
な話です。食品を扱う私たちは「クリンリネス」の意識をもって掃除を行う必要があ
ります。
食品を扱う小売店やレストランの売場から魚やお肉の臭いがするのは良くありませ
ん。特に女性は匂いに敏感ですので、もう二度と来ていただけないかもしれないので
注意が必要です。料理の世界には「汚い厨房からは雑な料理しか出ない」ということ
わざがあるそうです。清潔であることは、食品を扱う者として「基本のき」と言えま
すね。