□目は口ほどに物を言い…?
新型コロナウイルスも5類相当に引き下げられ、マスクの着用も個人の判断に
委ねられるようになりました。かといって、3年間「ほぼ義務化」されて、着用
してきたマスクをどれ程の方が着けないようになるのか、まして新型コロナウイ
ルスの治療薬も開発されていない中でと考えると、まだ多くの方が施設内ではマ
スクを着けられるのではないかと思います。
お客様と相対する店舗では、従業員のマスク着用は今後も続くものと考えます。
そうなるとマスク越しの挨拶のレベルを高めていく必要があるのではないでしょ
うか。
笑顔とは「目が笑っている」ことが前提です。では試しにマスクを着けたまま、
口を尖らせながら笑顔を作ってみてください。よほど(タレントのコロッケさんく
らい)でないと、笑顔にならないのではないでしょうか。
人間の表情筋は、口が開き、左右に引っ張られることで目じりが下がるようにな
っています。目が笑うには、マスクの中で、口も笑わないといけないことになり
ます。
しかし人間は、マスクをして口元が相手に見えないと、わざわざ大きな口を開
けなくてもと「横着」になります。そうすると当然目が笑わないので、笑顔のな
い応対になってしまいます。
要するにマスクはあくまで飛沫防止や感染予防の手段であって、挨拶はなにも
関係がないと思うところからスタートすべきです。マスクを着けていようといま
いと、笑顔はできるのですから。時節柄、大きな声を出すより、気持ちの良い笑
顔とハキハキとした受け答えが喜ばれるのではないでしょうか。