□天気予報にドキドキ?
「待ちの商売」である小売業や外食産業等にとって、天気予報は売上を
左右するため、毎日確認することはもちろん、時間帯によっても細かく確
認しています。如何せん、天気によってその日の仕入れや作業量、人の配
置に大きく影響するので、気が気ではありません。特に、「ヤマ日」や
「ハレの日」に天気が悪いと売上の落し幅が大きくなり、リカバリーが困
難になるので大変です。
現在は天気予報の精度も上がったため、かなりの確率で予め準備ができ
るようになりましたが、それでも台風や爆弾低気圧等は予想が変わること
も多く、肝を冷やすこともあります。私の経験で一番しんどかったのは、
12月30日に大雪が降ったときです。お正月も営業するスーパーマーケット
なら、迎春商品を年始に持ち越してもある程度は売れるのですが、正月3
が日が休みだったため、大量の迎春商品の売り切りに伴う値下げや廃棄が
発生しました。最も稼げるはずの12月の売上と利益が暗転したのを鮮明に
覚えています。
日本人ほど日常に天気に左右される国民は少ないのではないかと思えて
仕方ありません。アメリカでテーマパークや遊園地に行くと、雨の日でも
ポンチョを被って多くの方が嬉々として歩いていますし、雨が降っている
にも関わらず、ベビーカーに乗っている子どもが爆睡して、親と思わしき
人は子どもを気遣うことなく(そのように見えました…) 次のアトラクショ
ンに移動している姿を見ると、国民性の違いを感じざるを得ませんでした。