小売業・サービス業好き! 全員集合!⑯

□「ハレの日」と「ケの日」

 「ハレ(晴れ)の日」とは「お祭りや年中行事等の特別の日、非日常」のことで、

「ケ(褻)の日」とは「普段の生活、日常」のことを指します。「ハレの日」と

「ケの日」は今ではあまり使いませんが、小売業の世界では大変重要な意味を

持ちます。

 「ハレの日」と言えば、お正月や成人式、節分、ひな祭り、卒業式、入学式、

節句、七五三、クリスマス等の「おめでたい日」は、ごちそうメニューを中心に

利用していただけるチャンスが高い日ですから、当然チラシ折込みやコマーシャル

などでしっかり販促をかけていきますし、売場も普段より人手をかけて充実させ

ます。

 一方、「ケの日」は日常の中でしっかり利用していただけるように工夫していく

こと、つまり「普段使い」していただける商品を増やしていく取り組みになります。

冷蔵庫代わりに普段使いの良いお店でありがら、「ハレの日」にもあてになるお店

が、これからも支持されていくことは間違いありません。