□攻めと守り?
最近のスーパーマーケットは「攻める日(ヤマ日)」と「守る日(タニ日)」のメリ
ハリをつけることが必要になっています。「攻める日(ヤマ日)」は当然ながら「催
事(お盆、最年末、クリスマス等)」やイベント企画の日、日曜日やチラシ等の特売
初日は、しっかり構えて(陳列量と体制を厚くして)、売っていく日のことです。
一方で「守る日(タニ日)」は、チラシ等の特売のない日や催事やイベントの翌
日、週でいえば月、水、木曜日等は、無理をせず、お客様の不満に繋がらないよう
にしながらロスに注意する日ということになります。「攻める日(ヤマ日)」に出勤
者を増やせば、当然のことながら少ない体制で売場管理をしなければならない日
も生まれます。「攻守のバランス」を取ることは経営にとっても重要な課題でも
あります。
近年はチラシ特売以外の情報によって客数に大きく変化するようになってきま
した。その最たるものが、SNSで有名なブロガーやインフルエンサーの方が呟く
と、その商品を目当てにお客様が殺到することが起きています。最初はテレビの
番組で取り上げられたのかなと思っていましたが、番組欄を見てもそういう番組
(以前、みの○○○さんが司会をしていたような)はなく、おかしいなと思ってパー
トさんに尋ねたところ、有名なブロガーの○○さんがSNSで呟いたからではとの
返事でした。
売り手が来店喚起を行う従来の発想も、そろそろ変えないといけないのかなと
思い始めている今日この頃です。