□横串を刺すのが店長の役割?
各部門の売場作りについては、商品部から企画書等の形で店舗現場に伝えら
れます。週のテーマやチラシ、特売の内容、重点販促商品等は全店統一企画と
して取り組みます。「母の日・父の日」「お盆」「北海道フェア」等の企画は、
店全体でテーマが明確で良いのですが、「新学期」とか「週末のごちそう」と
か「涼味」等の企画となると、店全体のイメージが「ボヤっと」した感じに
なり、店としてのまとまりを欠きやすくなります。
そういう時は特に、店長のコーディネートが重要になります。重要販促商品
や旬の商品を中心に、どの売場のどの商品をクローズアップするのか、そのた
めにはどこで、どのように展開するのか、一緒に展開すると売れる商品は何か
という視点で部門間調整(横串)を行い、展開方法や販促物、発注等を確認して
いきます。
1年間は52週ありますが、それぞれの企画に対して店長は「お客様の視点」
「経営者の視点」「リーダーの視点」で部門メンバーと打合せを行うことが求
められます。中でも「お客様の視点で考える」ことを店長は重視して伝えなけ
ればなりません。買う立場で伝えたいことが伝わる売場になっているかが大切
です。そして「横串」が「横槍」にならないように気を付けながら…