□お客にまつわるエトセトラ?
最近は、店舗で発行するポイントカードやデビットカード、チャージ機能付き
のカード等、様々なカードを持つようになりました。これらはひとえに店舗側の
「顧客囲い込み策」の一環なのです。「お金をチャージするとウチで買物してく
れるだろう」「ウチを利用してポイントを貯めてもらいたい」等です。
いずれにしてもカードを作るということは個人情報を店舗に伝えることになり
ます。店舗としては、そのカード情報をもとに、お客様の購買行動を把握できま
す。これこそがカードを持ってもらう最大の目的なのです。
Aというお客様はどこにお住まいで、週に何回来店され、どういう商品をよく
利用されるのか。こういった情報を蓄積し、分析することで効果的な販促を行う
ことができます。例えば、ワインが好きなお客様には「ボージョレ・ヌーヴォー」
の予約のお知らせや牛肉の特売に合わせて、ワインとよく合うメニューレシピを
LINEやメールで送信したり、特売のワインを購入されると○○ポイントプレゼン
ト等の企画を発信することで、来店を促します。お客様にしても、自分の好きな
商品が安く買えて、ポイントももらえるならと来店動機に繋がります。
まさにWIN-WINな取り組みですが、個人の購買データを第三者が利用している
ということも知っておく必要があります。
コンビニのレジには、お客様の見た目の年齢をボタン入力する機能があるそう
です。年齢を絞り込むことで、どういう年齢層に売れているのかを分析するため
だそうです。
個人の「購買行動」というデータが正しく使われることを願いますが…