小売業・サービス業好き! 全員集合!66

□お客にまつわるエトセトラ?

  最近は、店舗で発行するポイントカードやデビットカード、チャージ機能付き

のカード等、様々なカードを持つようになりました。これらはひとえに店舗側の

「顧客囲い込み策」の一環なのです。「お金をチャージするとウチで買物してく

れるだろう」「ウチを利用してポイントを貯めてもらいたい」等です。

 いずれにしてもカードを作るということは個人情報を店舗に伝えることになり

ます。店舗としては、そのカード情報をもとに、お客様の購買行動を把握できま

す。これこそがカードを持ってもらう最大の目的なのです。

 Aというお客様はどこにお住まいで、週に何回来店され、どういう商品をよく

利用されるのか。こういった情報を蓄積し、分析することで効果的な販促を行う

ことができます。例えば、ワインが好きなお客様には「ボージョレ・ヌーヴォー

の予約のお知らせや牛肉の特売に合わせて、ワインとよく合うメニューレシピを

LINEやメールで送信したり、特売のワインを購入されると○○ポイントプレゼン

ト等の企画を発信することで、来店を促します。お客様にしても、自分の好きな

商品が安く買えて、ポイントももらえるならと来店動機に繋がります。

 まさにWIN-WINな取り組みですが、個人の購買データを第三者が利用している

ということも知っておく必要があります。

 コンビニのレジには、お客様の見た目の年齢をボタン入力する機能があるそう

です。年齢を絞り込むことで、どういう年齢層に売れているのかを分析するため

だそうです。

 個人の「購買行動」というデータが正しく使われることを願いますが…