□トイレ掃除に思う
来日された外国人の方に「自国に持ち帰りたい日本の商品や文化は何
か?」という質問に対して、常に上位に「日本のトイレ」がランクインす
るそうです。「便座が温かい」「水で洗える」「自動で洗浄する」等は
「ありえない」ことのようです。トイレを快適にしたい日本人の意識や
技術が作り上げた文化と言っても過言ではないと思います。
日本人はトイレの綺麗さや快適性については、かなり「喧しい」国民
ではないかと思います。自宅はもちろん、公衆トイレや公共施設、ショ
ッピングセンター等のトイレについても気にしている方が多いように思
います。
一方で、トイレを提供する側の意識はどうでしょうか? お客様アンケ
ートでお店に改善してほしい項目として上位にくるのが「トイレの汚れ」
と「水産部門の臭い」です。お客様の声でも「○○店はトイレが暗くて、
汚れていることが多いから、こっちのお店に来るのよ」という話を耳に
することがあります。お店に置いている商品の鮮度や価格、おいしさよ
りも「トイレの良し悪し」が来店に影響しているとなると、何とかしな
い訳にはいきませんよね。
トイレ掃除を業者に委託している店舗や自分たちで掃除している店舗
等、様々だと思いますが、掃除の出来栄えについての基準がはっきりし
ない(若しくは無い)と思えてしまうことがよくあります。お客様がこれ
ほど「トイレの良し悪し」を気にしているにも関わらず、トイレの清掃、
維持管理について基準やルールがはっきりしていないというのは、如何
なものかと思えて仕方ありません。ひょっとしたらトイレ掃除を見直す
だけで、客数に変化があるかも知れませんね?!