□従業員満足度?
「エンプロイー サティスファクション(Employee Satisfaction)」と言葉を
聞かれたことはありますか?
日本語では「従業員満足度」と訳されます。従業員が所属する企業にどれ
ほど満足感を持っているかという指標です。一般的に従業員満足度が高い企
業ほど、会社の理念が従業員に浸透しており、従業員同士の協調性や協力体
制も良く、生産性が高い傾向があると言われています。従業員満足度は企業
の大小に関わらず、経営者の方針や従業員を大切にする組織風土に基づく部
分が大きいのではないでしょうか。
店舗においても店長が替わると店の雰囲気も変わります。店長が何を大事
にしているのか、どういう優先順位で業務に当たっていのかによって、売場
の状態や従業員の働きやすさも変わってきます。私の経験からも、店長が替
わると従業員(多くはパート社員の方)から、いろいろ「懇願」されることが
あります。更衣室の空調の利きが悪いとか、壁に穴が開いているところがあ
るので何とかしてほしいとか、果ては○○さんはよくサボるので注意するよ
うにという「ご忠告」まで。大きいことから小さいことまで。ところが着任
後1ヵ月を過ぎる頃には、そういった「懇願」や「忠告」はパッタリ止まり
ます。要するに従業員にとって店長の「値踏み期間」が終わったのです。
いろいろな意見や忠告に対して、新しい店長はどう対処するのか、みんな
目を皿にして見ているのです。そして従業員の方の淡い期待が裏切られた
(叶わない)とわかると、パッタリ言わなくなるのです。
私は(特に)女性と仕事をする際に重要な要素として、①環境を整備する、
②正しい手順と目標を伝える(教育する)、③平等に扱う、④気軽に相談で
きる雰囲気、この4要素が重要だと考えています。気持ちの良い環境と正し
い手順で効率よく仕事をしてもらい、力量差はあっても人として平等に扱
うことで、女性の働き方は大きく変わると思っています。(男性にももち
ろん言えますが… ) 気持ちよく仕事ができれば、自ずと満足度は高まるの
ではないでしょうか。