□小売業は高速PDCAサイクル?
小売業は日々、商品をお客様に販売することが仕事です。特に食品を扱うとこ
ろでは、毎日の食材を提供するために仕入れ、加工し、商品を売り切っていかな
ければなりません。
当たり前ですが、計画通りに販売できるときもありますが、計画通りにいかな
いことの方が圧倒的に多いものです。それでも仕入れた商品は売り切らなければ
なりません。そのため、計画通り売れていない商品は陳列場所を変たり、何か所
も展開したり、安くしたり、バンドル(まとめて買うとお買い得)販売をしたり。
特に鮮度が大切な生鮮品や惣菜品については、朝から販売数量を確認しながら
あの手この手を尽くします。
「PDCAサイクル」という言葉があります。仕事をしていく上で「PLAN=計画」「DO=行動」「CHACK=分析」「ACTTION=次の行動へ」のサイクルで業務を行え
ば、業績アップにつながるという考え方です。しかし私たちの仕事の中では、
「まず計画通りやってみた」で終わっていることがたくさんあるのではないで
しょうか。実行した結果を受け止め、次のアクションにつなげることができれば、
たくさんの「知見」を手に入れることができます。小売業は特にこのスピードが
速い業種だと思います。お客様の思いがダイレクトに数値に反映すると言っても
よいと思います。その思いを汲み取れるかどうかが業績のカギを握ります。
これは聞いた話ですが、不動産業、とりわけ土地開発分野では、入社してから
定年退職するまでの期間、1~2件のプロジェクトにしか関われないこともざらに
あるそうです。こうなると会社員人生の一大プロジェクトということになりますね。